海外進出して気づいた日本の素晴らしい点7つ

markです。2月10日ですが、シンガポールは、新年3日目です。

 

 

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「正月」を迎えると強烈に、おせちやお雑煮が食べたくなります。

 

さて今日は、正月っぽく(旧正月ですが)
日本が好きになる話題で日本の素晴らしい点を挙げたいと思います。
日本。素晴らしいです。

1,日本は、医療が安心で安い

medical

アジアで病院に行こうと思ったのに不安な事が2つ。
英語が通じないかもというのはさておき
まずは高額な医療費が心配です。
海外でお医者にかかるのは、とんでもない請求が来ます。
滞在者向けの医療保険に入っていないと、とても払えません。
次の心配は、病院の衛生面。
病院に行っても全く消毒の匂いがしないようなところもあるので
病院にいってまた病気になりかねません。
持病をお持ちの方は海外での医療事情は大変心配なことと思います。
国内では、社会保障費の高まりによる税負担増が大きいと言われますし
様々な問題点は指摘されています。
それでも日本の衛生基準と医療保険制度は、何とか良い形で維持して欲しいですね。
日本医療。安心で安いです。すごい。

2,治安がよい

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・タクシーにのって料金交渉したら鉄砲で撃たれる。
・会社の帰りに車が交差点でとまったら狙撃される。
・ランニングしたら待ち伏せしているギャングに襲撃される。
これ、今まで行ってきた国で駐在員が遭遇した実際の事件です。明日は我が身。
日本は人の善良さを信じる前提で世の中がまわっているということを外に出ると感じます。
海外は、民族がいりまじっていることもあり
信用信頼以前に、文化の違いから来るギャップもあり
基本、人を疑わざるを得ず設計自体がシビアにつくってあります。
「人をみたら盗人と思え」という某国のことわざがありますが
そんなことを考えなくても暮らしていけるわけですから
日本はいかに暮らしやすい国か、ということです。
最近の事件は日本人同士の信頼関係にヒビをいれかねないものが
多いですが、恐れに負けずに信頼し合う強い国であって欲しいと思います。

3,安全で、御飯が美味しい、高い提供価値なのに安い。

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日本の御飯が美味しい上に量も多く、安いのは驚異的です。
シンガポールに居ると日本の吉野家の牛丼が強烈に食べたくなるときがあります。
同じくらいの代金もしくはより安くで、ASEANでは屋台料理が食べられますが、
A、衛生 B、油 C、スパイス D、過度の糖分、のいずれかにやられます。
しかもその理由が切り分け出来ないので手が打てません。
★STARMARK®では貿易業をやっていますので
シーンによって様々な比較をすることがありますが
日本の食材は磨きに磨かれダントツだと思います。
生産者から加工者まで段階ごとにプロが居て、
例えば寿司なら、漁師さんが美味しい締めかたで血抜きをし
クオリティを高く保ち、市場を含めた流通の皆様が鮮度を落とさないように
本気で品質管理をし、そして職人さんが「できるだけネタに触らない」で
高い技術で加工してくれるから日本では美味しい寿司が食べられるわけです。
日本以外の場所で、丁寧な下処理もしてなくすでにアウトな魚介が
微妙な衛生温度条件下の流通を通り店に届き
職人さん(もどき)が、ペタペタと何回も何回もネタにさわって
寿司を握ったりしているのを見ると気が遠くなります。
味は推して知るべしです。
最近は大分改善されましたが、日本料理界の頂点の高さは
人口が保たれる限りは、追いつかれる事はないと思います。
安いものから高いもの、そこそこのものから、贅と技を極めた頂点のものまで
値段にあわせた「相応」のものが多様に存在しています。
これは、どの国にもなかなか見られないことです。
日本の食文化。素晴らしい。

4,安全で、美味しい水がある、なおかつ無料もしくは安い。

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水道水を飲める国は世界に15〜30前後と言われています。
フィンランド、スウェーデン、アイスランド、ドイツ、アイルランド、
オーストリア、クロアチア、スロベニア、スイス、南アフリカ、
レソト、モザンビーク、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポールほか
日本の水道水は、飲める上に水道水でも美味しいなおかつ
安全です。味にもこだわってます。
日本のミネラルウォーターに関しては決められた基準をクリアしており安全
さらに豊かな山と森の御蔭で本当に美味しいです。
海外では、ミネラルウォーターと言えばevianが普及してますが
日本同様少しお高め。
注意が必要なのが濾過水、蒸留水という種類でモノによっては
成分濃度浸透圧の差で、からだから様々な養分を奪っていきます。
つまり補給の為に水分をおぎなっても、成分が少ないために同時に何かが体から欠落していくのです。
これを防ぐ為「まとも」な企業は、濾過や蒸留した水に、ある程度必要な成分を足してくれているのですが
その量も見えにくいだけに、なかなか微妙です。
また成分は、おいしさにもつながるため、安い水は味覚としては厳しいものが多いです。
日本の水道水は、一部似たような工程を経て作られますが、成分濃度のみならず
味も調整されています。取水元が川のものも多いです。※つまり下水再利用ではない。
日本の水道水がニガテ、と言う方も居ますが、海外に一度出てみると日本の水の素晴らしさに気づくこともあると思います。
上水道技術は古くから日本では試行錯誤され、江戸時代の街には確立されていましたし
水そしてそれを生み出す山や森は古来から大切にされてきましたから
すばらしい文化だと思っています。
日本の水いいね。

5,感覚も含めて清潔。

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前述した部分と重複する部分がありますが、日本は総じて清潔です。
まず細菌学的に清潔。
海外でウェットティッシュを出して手をふいてると
おもしろがられたりしますが、とにかく日本人は
世界的にはちょっと過剰なくらいキレイ好き。
少し尾籠なお話で申し訳ないのですが
アジアの各国にはお手洗いをした後に
ホースの水と左手をつかって洗うスタイルがあり
そのため「左手は不浄の手」なんていう考えもあります。
日本は、ウォシュレットのみならず、便座シート、便座のクリーナーまで、
公共の場所にも一式あって、行き過ぎなくらいです。
お風呂、キッチン、お手洗いと水回りのキレイさは群を抜いています。
さらに感覚的な部分でも清潔。
お手洗いのネタ続きで申し訳ないですが
日本は単純に菌をなくすという科学的な観点だけでなく
感覚的な観点に於いて美しくしようという気持ちがあります。
江戸時代に水戸光圀公も取り入れていたスタイルですが
杉の葉を男性用のお手洗いに使うことで
音や香りを消し、見た目を良くているような飲食店も未だにあります。
渡り4分景6分というところでしょうか、エレガントですね。
音を隠すための「音姫」という商品もありますし
お香をたくことで匂いを「消す」だけでなく爽やかにする事もありますね。
トイレに神様がいるという歌が売れる日本。
清潔好きな日本は神様が味方してくれています。

6,四季がある。

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四季があるというのは
実はとっても良いことなんです。
それが日常だと有り難さに気付けません。
四季がもたらす食材の変化は、料理のバラエティにも
反映されますので、当然季節によって違った料理を楽しむことが出来ます。
気候の変化は光線、色彩の変化でもあり、温度の変化であります。
日本のアパレル産業は、変化に対応出来る様々な引き出しをもっており
その為、日本人は総じてお洒落。
VOGUEやELLEのようなグローバル雑誌ブランドではなく「自国オリジナル」のファッション誌が沢山あります。
某南半球からいらしたゲイの方々が「なんで日本ってカワイイ子(男)たちが多いんの?みんなゲイでしょ?」と
言ってましたが、どうやら彼らには日本はパラダイスの1つのようです。そうですか。
季節の幅が無い国、たとえば私がいるシンガポールは夏しかありませんから
基本的に、Tシャツ短パン、ビーチサンダル
コーディネートは単調な色、という組合せで大丈夫なので
周りにあわせてだんだんファッション感度が鈍ってきます。
LAとかお洒落な人が多いし、皆痩せてるし、これまた大変だなぁとも思いますが閑話休題。
四季がある意外な効用としては、季節の変化により時間を感じることが出来るという点があります。
またシンガポールネタで恐縮ですが、季節に変化がないと、記憶を呼び覚ます際に
組み合わせる材料が少なく、時間軸の記憶が弱くなり、時間管理が難しくなります。
「あの時は、雪で手が冷え冷えな中、会社のメンバーと浅草で駒形どぜうの泥鰌鍋を食べていたから冬だなぁ。ゴボウがいい香りだった。」とか
「あの時は、記録的猛暑で、ビアガーデンにいってスーパードライをゴクゴク飲みましたね池上さん?ジョッキの霜がまた最高でしたよね。」とか
五感で生きている喜びを感じられる四季がある日本。良いんです。とっても。

7,オリジナルの文化が新旧サブカルからメインストリームまで幅広くある

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海外では、オリジナルの音楽があんまり無い国もあります。
前述しましたが雑誌も自国独自のものが少なかったりもします。
映画や音楽のヒットチャートがそのままアメリカと同じような国も少なくありません。
日本は、独自の映画や音楽があります。これはなかなか凄いこと。
いまはマーケットの形態がかわってしまったのでクリエイターに
うまくお金が還元されていかず難しい状態が続いており
制作者の層が薄くなってきているのが心配ですが、それでも
自国発の自国語の文化を生み出せているのは実はすごく大切な事です。
日本の音楽が発達した下敷きとして、リズムある活字文字文化があり、
それは1000年前の平安時代に花開いているわけですし、
江戸時代の都市の識字率はヨーロッパ諸国と比べてもダントツで高かったわけですから
国民の多くが文化にタッチしつづけてきている「積み上げてきた」層が分厚い文化なんです。
絵画彫刻においても優れた作品があり、世界的に愛されているマンガにしても
鳥獣戯画や北斎漫画と随分前から基礎となるものがあります。
芸術作品のみならず300以上の技術(経済産業省による)が伝統工芸という形をとって
存在し、生活の中に「アート」が存在してきたわけですから感性が磨かれていないわけがありません。
観阿弥世阿弥が生み出した能楽や、茶道、華道、香道、さまざまな「道」がつく伝統文化の中にも
1000年を越える歴史を持つものが多くありますから、本当に奥深いわけです。
庭園にいたっては、四季の移ろいという予測不可能な要素や自分の庭の外の山やら川まで取り入れながら、
宇宙を作り上げているわけですから感動しないわけがありません。
直接に古典を目にしていなくても、皆さんは実はヴァージョン違いのものを目にしています。
例えはちょっと古いですが、ドリフターズの舞台には様々な伝統芸能のエッセンスが混じり込んでいて
「ははぁ」と思うことがしばしばあります。DVDを見て新しい気付きにニヤニヤすることもあります。
知らないうちに皆さんの骨の髄まで日本の文化は染みこんでいるんですね。
エッジの先端を突っ走るサブカルもあり、深く底を力強く流れるメインストリームがある。
螺旋状に回帰しながら伸び縮みする、自分達の文化の多様性と深さに自信を持ちましょう。
こんなに歴史のある国ないですから、絶対に他国には真似出来ませんよ。

◆結構素敵なんですよ、日本て

おいしいご飯が食べられて、キレイな水がながれていて
音楽や書物がたくさんあり、四季ごとの植物が咲き
美しく造形された庭には、鳥が美しい声でさえずる。
これって絵本や昔話に出てくる天国じゃないですか?
徐福がそしてマルコポーロが理想郷として目指した日本。
シルクロードを通ってまだ見ぬ極東の楽園を目指した人々は古来から沢山存在しました。
皆さんの目線は、起きている悪いことに向くことがあるかもしれませんが
優れた点にもっと目を向けて、ここまで国と文化を護り受け継いできてくれた
ご先祖様にもっと素直に感謝を出来るような国になると良いなと思います
とはいえ残念ながら見逃せない問題も、最近多く目立ちます
偽善臭いかもしれませんが、それを全員で解決していく事で
幸せな国にしていくことはまだ十分に可能だと考えています
私の申し上げていることが今ひとつピンとこない皆様もいらっしゃると思います
そういった皆様には是非一度海外にお出になることをオススメいたします。
例えハワイや台湾のような身近な海外に出て旅行するだけでも
「あーこれは全然日本のほうが良いわ」という事が
沢山みつかります
その気持ちが自然と自分達の文化への感謝や畏敬につながります。
LCCにより国内旅行より安く行ける海外旅行が多くあります。
旅行会社や航空各社の努力には頭がさがります。
無理にやる必要はないと思いますが、
お子様がご家庭にいらっしゃる皆様は、
小さいうちに数度で良いですから
是非お子さんを海外に連れて行ってあげて下さい。
自国の良さを好きでいられる、自国の良さをわかる、というのは
これからのグローバル化を強いられる社会で生き残っていくための重要な要件だと感じています。
私は、この点に於いて両親に大変感謝をしております。
日本のパスポート取得比率は3割以下です。
7割以上の人が外国に現時点でアクセスする気がないわけです。
それは、日本という自分達の国を愛する上でも、大変勿体ないことです。
私は、出来る範囲ではありますが、
自分が、直接目にし、耳にしたことを大事にしたいと考えています。
外に出ることを通じて、自国を大事に思うことは、他国を愛することにも繋がり
相互理解は世界を平和にしてくれると思います。
自国を大事に思うことは、同時に友人知人、家族、ご先祖様も大事に思うことにも繋がり
それは自分自身を大事に思えることにつながると思います。
いたましい事件が多い世情に胸をいためることも多いですが
ぜひ皆様が周りのひとを大切に感じられる良い年にしていただければと思います。
私もそう有りたいと願いますし、与えられた使命を最大限努力し、貢献を目指します。
大変な長文になりましたが、ここまで読んで頂き有難うございました。
挑戦させて頂いている今の環境、皆様に心より感謝をしております。
2016新年快楽!
mark/林 正勝

 
 

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